月: 2021年3月

三浦工業と神戸製鋼所,資本業務提携に関する基本合意書締結

三浦工業と神戸製鋼所,資本業務提携に関する基本合意書締結

三浦工業と神戸製鋼所は,汎用圧縮機事業に関する資本業務提携に向けて具体的検討を進めることに関し,基本合意書を締結したと発表した。両社はこれまで,蒸気駆動式圧縮機の共同開発など,資本関係を持たない形での業務提携を行ってきたが,互いのリソースを更に有効に活用することで,両社の競争力強化を推進することができると判断した。

島津製作所,東京大学など,NEDOの事業成果を集約したプラットフォームを構築

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が2016年度から2020年度まで実施中のプロジェクト「高輝度・高効率次世代レーザー技術開発」で開発された最先端のレーザー光源や加工機を集約し,東京大学,産業技術総合研究所,三菱電機,スペクトロニクス,大阪大学,浜松ホトニクス,パナソニック,パナソニック スマートファクトリーソリューションズ,金門光波,千葉工業大学,レーザー技術総合研究所,ギガフォトン,島津製作所は,各装置が持つ加工品質の計測・評価技術やデータベースといった共通基盤技術を組み合わせることで,レーザー加工の課題解決に寄与するプラットフォーム「柏 IIプラットフォーム」を構築した。

アズビル,オンライン異常予兆検知システムを製造機械メーカー向けに販売開始

アズビルは,オンライン異常予兆検知システムBiG EYESの新たなラインアップとして,製造機械メーカーを対象としたスターターパック(導入支援)付きライセンス「BiG EYES EM」の販売を開始した。同製品は,製造機械に付属されるPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)などと通信し,稼働データを蓄積しながら機械学習を繰り返すことで正常状態を把握。正常状態から逸脱した状態を早期の異常の兆候として捉えることで,製造装置の突発故障の低減やCBM(状態基準保全)による保全業務の効率化と保守費低減を支援する。

2021年2月の鍛圧機械受注実績

2021年2月の鍛圧機械受注実績

日本鍛圧機械工業会がまとめた2021年2月の鍛圧機械受注実績は,前年同月比1.6%増の194億9,700万円となり,2ヵ月連続で増加した。機種別では,プレス系が同7.8%増の70億3,000万円,板金系が同1.3%増の65億2,800万円,サービスは同4.5%減の59億4,000万円。国内は同2.6%減の89億600万円,輸出は同21.8%増の46億5,200万円だった。

ブルカージャパン,「トライボロジーウェビナー2021~低摩擦の実現と摩擦界面の観察~」開催される

ブルカージャパン,「トライボロジーウェビナー2021~低摩擦の実現と摩擦界面の観察~」開催される

ブルカージャパンは,2021年3月11日(木),「トライボロジーウェビナー2021~低摩擦の実現と摩擦界面の観察~」をオンラインで開催した。同ウェビナーでは,特別講演として,木之下 博 氏(兵庫県立大学)が「酸化グラフェンの低摩擦添加剤への応用と摩擦界面のその場観察」のテーマで講演。ナノ材料の低摩擦添加剤として注目されている酸化グラフェンの摩擦特性や,走査電子顕微鏡による摩擦界面観察について紹介,解説した。

ENEOS,琉球大学キャンパスで新たな交通環境の創造による行動変容研究を開始

ENEOS,琉球大学キャンパスで新たな交通環境の創造による行動変容研究を開始

ENEOSと琉球大学およびOpenStreetは,新たな交通環境の創造による行動変容研究を実施するため,3者にて共同研究契約を締結した。また,研究協力者としてプロトソリューションを含めた4者により,琉球大学敷地内および大学周辺エリアにおいて実証実験を開始することを発表した。

東レ,高流動性と高導電性を両立した極薄グラフェン分散液を開発

東レ,高流動性と高導電性を両立した極薄グラフェン分散液を開発

東レは,高濃度でありながら流動性に優れた極薄グラフェン分散液を開発したと発表した。同製品は,高濃度でも流動性が良好であることから取扱性に優れ,希釈することなく塗布できるので高い導電性などの優れた特長を発揮しやすい。また,分散性が高く攪拌しやすいことから他材料と混合が容易。電池材料,配線材料,塗料など幅広い用途への展開が可能である。

日立製作所,IoT機器の脅威・脆弱性情報を収集・分析するサービスをAIで強化し販売

日立製作所,IoT機器の脅威・脆弱性情報を収集・分析するサービスをAIで強化し販売

日立製作所は,IoT機器などの製品セキュリティにおける脅威・脆弱性情報を収集・分析する「脅威インテリジェンス提供サービス」をAIで機能強化し,2021年4月1日から販売を開始すると発表した。同サービスは,過去のサイバー攻撃事例における業界特有の攻撃パターンや影響などを学習させたAIモデルにより,収集した情報に含まれるセキュリティ要素や業界固有の要素をAIで抽出し,顧客の製品や業界に関わる情報のみを自動的に選別するとともに,サイバー攻撃の脅威に対するリスク評価や影響を分析したレポートを迅速に提供する。