2021年3月17日

ENEOS,琉球大学キャンパスで新たな交通環境の創造による行動変容研究を開始

アーステック

ENEOSと琉球大学およびOpenStreetは,新たな交通環境の創造による行動変容研究を実施するため,3者にて共同研究契約を締結した。また,研究協力者としてプロトソリューションを含めた4者により,琉球大学敷地内および大学周辺エリアにおいて実証実験を開始することを発表した。

同共同研究は,実証実験として自動車での通勤・通学によって慢性的に交通渋滞が発生している琉球大学敷地内および大学周辺エリアにおいて,電動アシスト自転車のシェアリングサービスを提供することで自動車通学率を抑制,交通渋滞緩和に取り組み,また,電動アシスト自転車に利用する電力を太陽光などの再生可能エネルギーで供給することで,脱炭素社会の構築を目指すものである。実証実験には,沖縄県内においてOpenStreetが開発したプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活用したシェアサイクルサービス「CYCY(サイサイ)」を運営するプロトソリューションが研究協力者として参加。プロトソリューションは,実証実験でも利用する「CYCY」の運営に加え,自転車置き場となるステーションや自転車などの設備維持管理を行う。琉球大学内に設置するステーションの1つには,同大学が設置する太陽光等の再生可能エネルギーで発電した電力を活用して,電動アシスト自転車へエネルギー供給。また,OpenStreetが提供するシェアサイクルの利用データを分析することで行動変容研究を行い,今後の新たなモビリティの導入やステーションの設置場所検討などに利用する。ENEOSは共同研究全体の進行を管理し,関係者間の調整を行っていく。(’21 3/17)

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