2025年6月18日

NTN,特殊熱処理技術により高負荷容量化を実現した「HA-C軸受」の自動車向け提案を開始

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025

NTNは,独自開発した特殊熱処理技術「HA-C(High Antiwear and Capacity。高い耐摩耗性と負荷容量)」を深溝玉軸受に適用した「HA-C軸受」の提案を自動車市場に向けて本格的に開始した。

「HA-C」は,材料に固く微細な析出物を多数分散させる手法などにより,極めて高い表面固さを与えることで高負荷容量化を実現する同社独自の特殊熱処理技術。同技術を適用した同商品は,従来品と同等の寿命を確保しながら,軸受の外径を約15%小型化,幅寸法を約30%小型化,質量を約55%軽量化することが可能となり,燃費・電費向上を目的としたe-Axleやトランスミッションなど各種自動車の駆動装置に使用される軸受の小型・軽量化ニーズに対応する。また,耐異物性と耐摩耗性も高水準で実現しており,苛酷な使用環境にも対応する。(’25 6/18)

Related Posts

Share This