2020年10月21日

「LNG産消会議2020」が開催される

アーステック
経済産業省とアジア太平洋エネルギー研究センター(APERC)は2020年10月12日,「第9回LNG産消会議」を開催した。初のオンライン開催となった同会議では,27ヵ国の閣僚級や,約60以上の企業・国際機関のトップからのメッセージをホームページに掲載するとともに,当日は世界52ヵ国・地域から約1,900人の参加登録を得た。

目下のLNG市場は,新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大による世界経済後退の影響を受けたLNG需要の落ち込みや,スポット価格の歴史的な低水準など,不透明感が増しているのに加えて,世界的には,脱炭素化,エネルギー転換への大きな動きが欧州を中心に起こっている。同会議は,アジアLNG市場が,世界の気候変動問題にも対応しつつ,経済回復と成長を支え得る存在となるために何が求められるのか,主に(1)供給国と需要国双方に裨益する持続可能な価格メカニズムの追求,(2)LNGバリューチェーンの中における脱炭素化の追求,の2つのテーマで議論を行い,今後,産消国双方がさらにWin-Winとなるために必要な要素を検討した。

なお,同会議の公式サイトで,会議のアーカイブ映像を見ることができる。

公式サイト https://www.lng-conference.org/  (’20 10/21)

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