日本建設機械工業会がまとめた2019年12月の建設機械出荷金額統計(補給部品を含む総額)は,前年同月比24.5%減の1,781億円で,3ヵ月連続の減少となった。うち,内需は同10.2%減の749億円で3ヵ月連続の減少,外需は同32.3%減の1,032億円で5ヵ月連続の減少となった。内需について機種別に見ると,道路機械が同15.1%増の35億円,コンクリート機械が同92.4%増の22億円,その他建設機械が同15.6%増の68億円,補給部品が同8.4%増の101億円と増加したが,トラクタが同18.2%減,油圧ショベルが同13.4%減,ミニショベルが同36.0%減,建設用クレーンが同17.1%減,基礎機械が同23.0%減,油圧ブレーカ圧砕機が同11.2%減と,6機種が2桁減少した。外需について機種別に見ると,建設用クレーンが同10.4%増の61億円と増加したが,8機種と補給部品が減少した。地域別に見ると,全9地域が減少した。
また,2019年(1~12月)の建設機械出荷金額統計(補給部品を含む総額)は,前年比4.6%減の2兆6,329億円で,3年ぶりの減少となったが,過去最高だった2018年に次ぐ出荷金額となった。うち,内需は同5.8%増の1兆196億円で2年ぶりの増加,外需は同10.2%減の1兆6,132億円で,3年ぶりの減少となった。内需について機種別に見ると,トラクタが同5.5%増の1,221億円,油圧ショベルが同13.5%増の2,819億円,建設用クレーンが同2.6%増の1,997億円,道路機械が同5.5%増の374億円,コンクリート機械が同15.2%増の317億円,油圧ブレーカ圧砕機が同1.4%増の206億円,その他建設機械が同8.0%増の756億円,補給部品が同3.3%増の122億円と増加した。外需について機種別に見ると,ミニショベルが同2.3%増の2,309億円,建設用クレーンが同7.7%増の859億円,コンクリート機械が同15.0%増の12億円,基礎機械が同18.1%増の46億円と増加した。(’20 2/12)