2022年7月6日

「FOOMA JAPAN 2022」,3年ぶりにリアル展が東京ビッグサイトで開催される

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アジア最大級の「食の技術」の総合トレードショー「FOOMA JAPAN 2022(国際食品工業展)」(主催:日本食品機械工業会)が2022年6月7日(火)~10日(金),東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。東京ビッグサイトでの開催は3年ぶりとなる。45回目を迎えた今回,出展社数は過去最多の874社を数え,4日間で92,717人が来場した。

「Restart FOOMA」をテーマに,展示分野の拡大やオープンイノベーションの加速を目的としたスタートアップゾーンの新設など,“世界一の食品製造総合展”を目指した多彩な企画が実施された。会場内には,食品工場の省人化・自動化テクノロジーをはじめ,無菌化や衛生管理,IT,サプライチェーン関連のテクノロジーなどの多種多様なソリューションの出展に加え,サステナビリティや人手不足解消といった食品関連業界共通の課題に応える製品やサービスの出展も多く見られた。潤滑油関連では,NOKクリューバーやレッドアンドイエローなどが食品機械用潤滑油を展示したほか,太陽誘電ケミカルテクノロジーが汚れをはじくコーティングを,サーフテクノロジーが表面処理加工技術を展示していた。

NOKクリューバーブース-FOOMA JAPAN 2022
NOKクリューバーブース

会期初日終了後,東京ビッグサイト会議棟レセプションホールにて「FOOMA JAPAN 2022」開催レセプションが行われ,同会場にて「第1回FOOMAアワード2022」の表彰式が開催された。FOOMAアワードは,生産性の向上や省人化,新たな食品開発,食文化・食の安全の向上などに貢献する食品機械・装置を顕彰するもので,「Restart FOOMA」の一環として今年度創設された。応募総数37点の中より厳正な審査を経て,多種類の骨付き肉を単機で処理可能な除骨システム「セルダスシステム」(前川製作所)が栄えある第1回の最優秀賞に輝き,包餡機における生地中の固形物を損傷させないサイクロイド式の送り機「火星人」(レオン自動機)が特別賞を受賞した。また,「あおり炒め機」(品川工業所),「ゼウス+スコーピオン」(なんつね),「ベンディングスライサーAZ-342」(日本キャリア工業),「ライトデポリー」(マスダックマシナリー)が優秀賞を受賞,ほかに審査委員会賞に13社が選ばれそれぞれ表彰された。各賞の受賞製品と企業は,FOOMAアワード2022特設サイト(https://www.foomajapan.jp/foomaaward/)にて。

次回は2023年6月6日(火)~9日(金)に東京ビッグサイトでの開催が予定されている。(’22 7/6)

最優秀賞の表彰の様子-FOOMA JAPAN 2022
最優秀賞の表彰の様子
レセプション会場内の配膳ロボット-FOOMA JAPAN 2022
レセプション会場内の配膳ロボット

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