2024年2月7日

NTN,直進フィーダ「クロスドライブリニアフィーダ」と通信機能付パーツフィーダコントローラを開発

アーステック
共催セミナー2025

NTNは,製造現場の加工設備に部品(ワーク)を供給する直進フィーダとして補助エアを削減しながら業界最速となる最大18m/分の高速搬送を実現した「クロスドライブリニアフィーダ」と,多数の運転条件の設定や運転状態の監視が可能な通信機能付パーツフィーダコントローラを開発した。

パーツフィーダは機械部品や電子部品などさまざまなワークを加工設備に供給する装置で,ワークを貯蔵するホッパと,ワークを整列するボウルフィーダ,それらのワークを加工設備に供給する直進フィーダで構成されている。パーツフィーダ内部には板ばねと電磁石が設置されており,電磁石のON/OFFと板ばねの力で振動を発生させ,ワークを搬送する。コントローラは,電磁石をON/OFFするタイミングを調整し,最適な振動となるように制御する。

パーツフィーダには,部品の搬送速度の向上,搬送を補助するエア量やそれに伴う消費電力削減が求められている。また,ワークに応じた多様な運転条件の設定を1台のコントローラで実現するニーズが高まっている。同社は,社会情勢の変化や技術革新により製造業のニーズが多様化する中,製造業の生産性向上や製造におけるカーボンニュートラルの実現に貢献するとしている。(’24 2/7)

Related Posts

KISTEC,無料ハイブリッドセミナー「2025年度トライボロジー技術フォーラム」を12/19に開催

KISTEC,無料ハイブリッドセミナー「2025年度トライボロジー技術フォーラム」を12/19に開催

神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)は2025年12月19日(金),「2025年度トライボロジー技術フォーラム~低炭素社会の実現に向けた摩擦低減システムの開発~」をリアル会場(KISTEC所内,神奈川県海老名市)およびオンライン(Zoom)のハイブリッド形式で開催する。

JVCケンウッド,振動をエネルギーに変換する環境発電の実証実験に成功

JVCケンウッド,振動をエネルギーに変換する環境発電の実証実験に成功

JVCケンウッドグループのJVCケンウッド・公共産業システムは,京都大学 橋梁工学研究室,建設技術研究所と共同開発している,スピーカーの原理を応用して振動を電気エネルギーに変換する環境発電(エネルギーハーベスト)について,橋梁での実証実験を実施し,発電に成功したと発表した。

Share This