NTNは,オンラインで同社のESG(Environment:環境,Social:社会,Governance:ガバナンス(企業統治))社内表彰制度「NTN PROUD AWARD」のグローバル大会を初開催した。同制度は,従業員一人ひとりのESG活動を奨励する新制度として2022年に制定された。NTNグループ全体でESG経営を推進していくにあたり,自身の仕事とNTNグループのマテリアリティ(重要課題)とを結び付けた活動に取り組んでもらい,優れた取り組みを表彰するとともに活動内容をグループ内で共有することで,さらなる企業価値の向上につなげることを目的としている。世界12ヵ国から計69チーム(478名)のエントリーがあり,国内外の各地区の審査を通過した計12チーム(日本地区3チーム,米州地区2チーム,欧州・アフリカ州地区3チーム,中国地区2チーム,アセアン・大洋州・西アジア地区2チーム)が,ESG活動における取り組みを発表した。
各チームが取り組み内容を発表した後,鵜飼 英一 執行役社長をはじめESG経営に特に関連する担当役員計4名の審査員との質疑応答が行われ,全チームの発表後に審査員の協議により社長賞が決定された。今回は「E:環境」部門で襄陽恩梯恩裕隆傳動系統有限公司(襄陽NTN裕隆,中国・襄陽市)と,「S:社会」部門でNTN BEARING CORP. OF CANADA LTD.(NTNカナダ,カナダ・オンタリオ州)がそれぞれ社長賞を受賞した。また,ウクライナ紛争による難民の支援に取り組んだ欧州地区の合同チームに感謝の意を表して,社長特別賞を特別に設定し,進呈した。(’23 8/9)