アズビルは,宇部興産 宇部ケミカル工場内のモノマープラントと晶析プラントに,コントロール・バルブの解析診断結果をWebコンテンツで提供するクラウドサービスである「Dx Valve Cloud Service」の提供を開始したと発表した。
同工場では,ICT活用推進によるスマートファクトリーの実現と生産性向上に取り組んでおり,その活動の一環として,DX(デジタルトランスフォーメーション)の活用と積極的な導入推進を進めている。その中で,2018年2月よりモノマープラントと腐食性の強い晶析プラントに,調節弁メンテナンスサポートシステム「PLUG-IN Valstaff」および,従来アズビルが提供していたオンプレミス型のバルブ解析診断サービスを導入し,バルブ稼働状態の見える化を推進してきた。従来の解析診断システムと比較して,同サービスはWebコンテンツ上で解析診断結果を提供するため,バルブの状態変化にいち早く気づくことが可能。生産設備の中でも重要機器であるバルブの状態異常を検知し,未然に,また計画的な処置が期待できることから,効率的な保全活動につながると評価され,同サービスへの更新が決定した。(’21 12/8)