2021年12月8日

ENEOS,「公益信託ENEOS水素基金」2021年度助成対象者を決定

ニコットラボ 研究デザインラボ

ENEOSは,同社が設立した「公益信託ENEOS水素基金(運営委員長:北川 進 京都大学高等研究院 特別教授,受託者:三井住友信託銀行)」の2021年度助成対象者を決定したことを発表した。

同社は,脱炭素に向けた水素社会の早期実現に貢献することを目的に,2006年3月に同基金を創設した。同基金は,水素供給に関する研究助成に特化した公益信託としては国内初のものであり,水素供給に関する「独創的かつ先導的な基礎研究」に対し,年間総額5千万円(1件あたりの上限1千万円)の研究助成金を約30年間にわたり安定的に交付することが可能な規模を有している。

2021年度は,45件の応募の中から,同基金の運営委員会による厳正な審査を経て,助成対象者を決定。研究助成金贈呈式は2021年11月24日(水)にオンラインにて開催される。

<2021年度助成対象者および研究テーマ>(敬称略)
第1分野 水素製造技術
○加藤 正史(名古屋工業大学 大学院 工学研究科 准教授)
 「高品質3C-SiC自立結晶による高効率太陽光―水素エネルギー変換技術の開発」
○小島 隆彦(筑波大学 数理物質系 化学域 教授)
 「犠牲試薬を必要としない光触媒的水素発生系の構築」

第2分野 水素貯蔵・輸送に関する技術
○小川 祐平(九州大学 大学院 工学研究院 機械工学部門 水素貯蔵システム研究室 助教)
 「高圧水素ガスインフラ用構造材料のパラダイムシフト~水素脆化から水素誘起高強度・高延性化への転換~」
○三ツ沼 治信(東京大学 大学院 薬学系研究科 特任助教)
 「温和な条件でのメチルシクロヘキサンからの水素放出技術の開発」

第3分野 CO₂固定化・削減技術
○鈴木 康介(東京大学 大学院 工学系研究科 応用化学専攻 准教授)
 「二酸化炭素の高効率高選択的変換反応に向けた分子状無機電極触媒の開発」  (’21 12/8)

Related Posts

出光興産,高知県産木質バイオマス電力を四国4県のapollostation 30ヵ所で供給開始

出光興産,高知県産木質バイオマス電力を四国4県のapollostation 30ヵ所で供給開始

出光興産は,出光リテール販売が運営する四国4県の同社系列サービスステーション「apollostation」30ヵ所に対し,FIT(固定価格買取制度)を含む再生可能エネルギー電気に非化石証書(再エネ指定)を組み合わせて100%CO₂フリーの電力を供給する電力プラン「プレミアムグリーンプラス」による,高知県産の再生可能エネルギー電力の供給を開始した。

コスモエコパワーと日本精工,風力発電設備向け軸受の潤滑状態を監視する技術を実機環境で実証

コスモエコパワーと日本精工,風力発電設備向け軸受の潤滑状態を監視する技術を実機環境で実証

コスモエネルギーホールディングスのグループ会社であるコスモエコパワーと日本精工(NSK)は,風力発電設備の長期安定運用および運転・保守の高度化に向けた共同の取組みとして複数の実証実験を推進しているが,このほど,その一環として風力発電設備向け軸受の潤滑状態を監視するNSK独自技術について,初めて実機環境で実証実験を行い,実運用に向けた適用可能性を確認したことを発表した。

Share This