2021年12月8日

「トライボロジー会議2021 秋 松江」開催される

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日本トライボロジー学会(JAST)は2021年10月27日(水)~29日(金)の3日間,「トライボロジー会議2021 秋 松江」(実行委員長:松岡 広成 氏・鳥取大学)を開催,3日間で227件の各種トライボロジーに関する講演・発表が行われ約700名が参加した。

新型コロナウイルス感染拡大防止により昨年に引き続きウェブ会議システム(Zoom)を用いた完全オンラインでの開催となった。トライボロジー会議2020 春 東京は中止,2020 秋 別府と2021 春 東京はオンライン開催であった。

シンポジウムでは,「トライボケミストリーの最前線」,「固体潤滑:省エネルギーに対応する技術・材料の動向」,「スペーストライボロジー」,「複合化による高分子材料の改質」,「シールにおけるトライボロジー技術」,「トライボロジーの分子シミュレーションとその周辺」,「トライボロジー教育を中心とした教育のオンライン化について考える」,「ヤングトライボロジスト シンポジウム~奨励賞受賞者の研究や若手研究者の研究環境~」の8つのテーマが企画され活発な議論がなされた。

2日目の午後からは特別講演2件が行われ,小泉 八雲(ラフカディオ・ハーン)の曾孫の民俗学者小泉 凡 氏による「小泉八雲がみた,『神々の国』出雲」と,松江市在住でアジア人初のプロのツィンバロン奏者である斉藤 浩 氏による「妙なる響き~中欧の打弦楽器ツィンバロン~」と題した講演と演奏が行われた。特別講演は一般公開もされYouTubeでもライブ配信された。

その後,オンライン交換会では松岡 実行委員長(写真1)が挨拶で「2021 秋 松江はまずは開催予定会場である松江市のくにびきメッセで完全現地開催を目指して準備してきたが,今年に入りワクチン接種が始まったものの,変異種の出現などもあり安全面を保証できないことから止むなくウェブ会議システム(Zoom)を用いた完全オンラインでの開催となった。少しでも『松江』の現地感を味わっていただければと考え,島根や松江にちなんだ画像を利用して会議の入り口(ポータル)を作成した。また今回は現地にこだわらない委員構成というコンセプトで編成した。オンライン会議ツール等を用いれば必ずしも対面での打ち合わせを行う必要がなく,委員の居住地域や所属に依存せずに会議を開催できる見通しが立ったことは,今後のトライボロジー会議開催の自由度を広げ得るのではないかと期待している」と語った。

次に,日本トライボロジー学会会長の杉村 丈一 氏(九州大学)(写真2)は,「オンラインにも関わらず多くの参加者や講演数からもトライボロジーのアクティビティがますます高まっていることが感じられる。実行委員は全国から参加してサポートしていただいた。今後はトライボロジー関係者や企業が少ない地域でもノウハウを使って開催できる目途がたったものと思う。松岡 実行委員長の勇気を讃えたい」と挨拶した。

会期中は「企業技術・製品展示コーナー」がオンライン上に設けられ,動画やPDFなどの資料が閲覧できるほか,企業の担当者と会話やチャットで情報交換ができるオンライントークルームが開設された。初対面でも会話やチャットで簡単な挨拶やアドレス交換ができ,後日面談の機会を得るなど2年目を迎えたオンラインの活用方法にも広がりがみられた。

2022年は「トライボロジー会議2022 春 東京」を5月23日(月)~25日(水)に国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で,「トライボロジー会議2022 秋 福井」を11月9日(水)~11日(水)にフェニックス・プラザ(福井県福井市)で,それぞれ開催する予定。また2023年は「ITC福岡 2023」を9月25日(月)~30日(土)に福岡国際会議場(福岡市博多区)での開催を予定している。(’21 12/8)

写真1 松岡広成実行委員長
写真1 松岡広成実行委員長
写真2 杉村丈一会長
写真2 杉村丈一会長
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