堀場製作所は,粒子の沈降速度から粒子の大きさをはかる遠心式ナノ粒子解析装置「Partica CENTRIFUGE(パーティカ セントリヒュージ)」を開発,発売した。
同製品は,高濃度試料を測定する「ラインスタート法」と低濃度試料を測定する「一様沈降法」の2種類の測定方法を切り替えることで,原液から希薄試料まで分析が可能。粒子をサイズごとに分類しながら測定することで,10nmから40μmのレンジで一度に測定結果が得られる。冷却機能により試料室内の温度を一定に保つことで,遠心摩擦力による温度上昇を防ぎ,長時間測定でも安定して測定できる。これまで困難だったカーボンナノチューブやセルロースナノファイバーといった機能性ナノ材料も測定できる。(’20 12/9)