2017年11月8日

LNG産消会議が開催される

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025
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 経済産業省とアジア太平洋エネルギー研究センター(APERC)が主催する「LNG産消会議2017」が2017年10月18日(水)グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)で開催された。
 LNG(液化天然ガス)を取り巻く環境は激変しており,世界のLNG需要は急激な拡大が見込まれる中,同会議は生産国・消費国の企業・政府関係者や研究者がLNGの長期的な需給見通しの共有と取引市場の透明化に向けた連携を図るプラットフォームとして2012年から毎年開催している。6回目を迎えた今回は世界32ヵ国・地域から1,200名以上が集まり,課題や今後とるべき行動について積極的な議論や意見交換をした。
 開会挨拶で世耕 経済産業大臣は,今後日本の貢献としては,伸び行くアジアLNG市場の開拓のため,官民で100憶ドル規模のファイナンス支援や,5年間で産ガス国・消費国500人規模のLNGに関する人材育成の機会を提供する。更にアジアにおける流動性の高いLNG取引市場への取組を継続,「LNGバンカリング」等の新たなLNG活用方法の具体的アクション,LNG利用の国際コンセンサスの形成に貢献すると発表した。
 LNGにはCO2削減・大気汚染防止というメリットがある。アジアの天然ガス需要は,2030年までに現在の約2.5倍に拡大する見通しでそのためのLNG関連インフラ整備には810億ドルの投資が必要という試算もある。
来年は(株)JERAが代表幹事を務め,名古屋で開催する予定。(’17 11/8)

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