2019年7月24日(水)~26日(金)の3日間,東京ビッグサイト(東京都江東区)で,「メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2019」(主催:日本プラントメンテナンス協会,日本能率協会)が開催され,750社,1,350小間以上が出展,3日間合計で45,199名が来場した。
同展は,製造業・建設業の生産性向上,持続可能な社会資本整備,国土強靭化(ナショナル・レジリエンス),事前防災・減炎,安全衛生などに関する企画展示で構成され,現場の課題解決に直結する最新の製品・技術・サービスが紹介された。
「第43回プラントメンテナンスショー」では,工場設備の維持管理・保全技術を対象に,予防保全・設備管理,モニタリング・診断,メンテナンスサービス,補修・補強材料,保全要因の支援・育成,保全業務の支援システム,省エネルギー・環境対策,工場のセキュリティ,工場内の通信ネットワーク関連などのメーカーや商社が多数展示した。
また会場では,生産設備を支える重要技術である状態監視技術にフォーカスした集中展示「状態監視技術プラザ」が催され,JFE商事エレクトロニクス,マウンテックがパネル展示したほか,日本トライボロジー学会と日本機械学会のブースでは,メンテナナンス技術者の資格制度「機械状態監視診断技術者(トライボロジー/振動)」の紹介や日本非破壊検査協会が2016年より運用する「機械状態監視診断技術者(サーモグラフィ)」のPRをした。潤滑剤や潤滑油のろ過装置,潤滑油分析機器,給脂装置などトライボロジー,潤滑管理に関する製品や技術が多数展示された。
連日ものづくり特別講演会が開催され,7月26日(金)には状態監視技術プラザ連動セッションとして,トクヤマ 森 圭史 氏による「トクヤマにおける設備診断技術の活用」,日本製鉄 藤井 彰 氏による「設備保全の高度化へ向けた取り組み」のテーマでプラントの設備診断,設備保全の講演が行われ会場は連日満席となった。
なお,次回は会場をインテックス大阪(大阪市住之江区)に移し「メンテナンス・レジリエンスOSAKA 2020」として,2020年7月29日(水)~31日(金)に開催する予定。(’19 8/28)
状態監視技術プラザ連動セッションの様子