2026年9月2日

三洋化成工業,リサイクル樹脂用消臭剤がKiaの海洋プラスチック活用トランクライナーに採用

2026洗浄総合展
ニコットラボ 研究デザインラボ

三洋化成工業は,同社のリサイクル樹脂用消臭剤「ケシュナール RP-11D」が,Hyundai Motor GroupのKia Corporation(以下,Kia)が推進する海洋プラスチック再利用プロジェクトにおいて,電気自動車「EV3」向けアクセサリーのトランクライナー用途に採用されたと発表した。

自動車業界では,車両ライフサイクル全体での環境負荷低減に向けて環境配慮素材やリサイクル材料の利用拡大が進められている。Kiaは,2022年より環境保護団体 The Ocean Cleanupと提携し,太平洋ごみベルトなどから回収されたプラスチックを自動車用途へ再資源化する資源循環に取り組んできた。しかし,海洋プラスチックは長期間の環境曝露や再生過程の影響により,不純物の混在や多様な揮発性有機化合物(VOC)などの複合的な臭気が発生しやすく,最終製品の価値や品質を著しく損ねる大きな実用化の障壁となっていた。

今回採用された「ケシュナール RP-11D」は,三洋化成が強みとする界面制御技術を活用した樹脂練りこみ型消臭剤。成形品の強度といった機械的物性に影響を与えることなく,リサイクルポリオレフィン樹脂などから発生する複雑な臭気発生を効果的に抑制できる特性を持つ。

三洋化成は,海洋プラスチックの再資源化という環境課題に対し,同社の材料技術を応用することで実用化を支援し,環境配慮型材料における品質課題の解決と適用領域の拡大に貢献する,としている。(’26 9/2)

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