2026年9月2日

「第27回工作機械のトライボロジー研究会」開催される

2026洗浄総合展
ニコットラボ 研究デザインラボ

日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)である「工作機械のトライボロジー研究会」は,2026年8月27日に東京理科大学 神楽坂キャンパス(東京都新宿区)にて第27回研究会を開催した。

同研究会は工作機械に関わるトライボロジーの課題を幅広く取り上げ,各分野の技術交流と自己研鑽を目的として2015年より活動している。工作機械や各種機械要素(転がり軸受,流体軸受,すべり案内面,リニアガイド等),潤滑剤,加工法,加工油剤,工具等に関係する研究者や技術者が多数参加している。

本年度の第1回目となる今回の研究会から東京理科大学の宮武 正明 教授が新主査に就任,また関東学院大学の堀田 智哉 准教授が新幹事に就任し,事務局体制が一新された。

宮武主査(左)と堀田幹事(右)-第27回工作機械のトライボロジー研究会
宮武主査(左)と堀田幹事(右)

講演では,主査の宮武 氏から「超音波スクイーズ効果を用いた非接触浮上技術」と題し,超音波のスクイーズ効果で生じる圧力を利用し,半導体チップなどの物体を非接触で浮上させて保持する技術について紹介した。次に江川 航平 氏(NTN)は「油潤滑における玉軸受のトルク計算方法と枯渇潤滑への適用に向けた課題」と題し,高速・極微量の油潤滑(枯渇潤滑)下における,玉軸受のトルクを高精度に推定する計算手法と課題の提案をした。

桃園 聡 氏(東京科学大学 NSKトライボロジー協働研究拠点)は「混合潤滑におけるトライボロジー」と題し,混合潤滑領域における表面粗さの影響や接触の力学,シミュレーション手法とその課題について解説した。

今後は,12月に次回(第28回)研究会の開催のほか,来春(2027年3月)に東京理科大学(葛飾キャンパス)で開催されるトライボロジー会議2027 春では「工作機械におけるトライボロジー技術」のシンポジウムを企画している。(’26 9/2)

研究会の風景-第27回工作機械のトライボロジー研究会
研究会の風景

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