2026年7月8日

NTN,次世代モビリティを支える耐電食軸受のグローバル供給力を強化

NTNは,EV(電気自動車)やHEV(ハイブリッド車)など電動車の駆動源であるe-Axle向けに展開している「樹脂モールド絶縁軸受」について,中国において将来の量産化を見据え,生産体制の構築に着手した。

近年,中国ではEVやHEV市場が急速に拡大しており,e-Axleに使用される軸受においても,高い耐電食性や信頼性に加え,安定した供給体制へのニーズが高まっている。同社は,現地生産による供給基盤の確立と試作段階から迅速で密接な顧客対応を通じ,中国市場における顧客価値の向上を図るとともに,グローバルでの耐電食軸受の販売拡大を目指す。

同商品は,軸受の外輪外径面および幅面に樹脂絶縁層を一体成形することで,電動車特有の課題である電食の発生を抑制する耐電食軸受。車両の高電圧化が進む中,e-Axleに使用される軸受にはより高い耐電食性と信頼性が求められ,今後ニーズの拡大が予想されている。

中国での生産は,2026年5月から試作対応を開始し,市場動向や引合い状況を踏まえながら段階的に量産対応へ移行する計画。

同社は,今後も各地域の市場動向や顧客ニーズを踏まえた生産・供給体制の最適化を進め,電動車の高性能化と信頼性向上を目指すとしている。(’26 7/8)

Related Posts

コスモエコパワーと日本精工,風力発電設備向け軸受の潤滑状態を監視する技術を実機環境で実証

コスモエコパワーと日本精工,風力発電設備向け軸受の潤滑状態を監視する技術を実機環境で実証

コスモエネルギーホールディングスのグループ会社であるコスモエコパワーと日本精工(NSK)は,風力発電設備の長期安定運用および運転・保守の高度化に向けた共同の取組みとして複数の実証実験を推進しているが,このほど,その一環として風力発電設備向け軸受の潤滑状態を監視するNSK独自技術について,初めて実機環境で実証実験を行い,実運用に向けた適用可能性を確認したことを発表した。

DMG森精機,GENIAC事業に採択,製造設備データ基盤と製造フィジカルAIの研究開発を推進

DMG森精機,GENIAC事業に採択,製造設備データ基盤と製造フィジカルAIの研究開発を推進

DMG森精機は,経済産業省およびNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実施する「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/データエコシステムの構築等に関する研究開発(GENIAC事業)」において,同社を含む共同提案が採択されたと発表した。

Share This