2024年7月24日(水)~26日(金)の3日間,東京ビッグサイト 東展示棟(東京都江東区)で「TECHNO-FRONTIER 2024」(主催:日本能率協会)が開催され,3日間合計で36,630名(同時開催展含む)が来場した。
同展は,メカトロニクス,エレクトロニクス及びそれらに関連する専門領域の最新技術と製品が展示され,各領域に対応した技術シンポジウムが開催される,アジア最大級の専門トレードショー&カンファレンス。モータ/電源/センサなどの要素技術から製品設計に関するソリューション技術まで,幅広い製品・技術の展示紹介と,最新の技術動向が学べる技術シンポジウムが同時開催された。
トライボロジー関連では,THKがOMNI edgeシリーズとして,直動部品予兆検知AIソリューション,回転部品予兆検知AIソリューション,工具監視AIソリューションのほか,スキル管理AIソリューション,保全一元管理ツールを展示した。エクセディは2輪BEV用2段変速ユニット,2輪BEV用CVTユニット,EV用駆動モータ,ワイドレンジドライブシステムなどのほか,ダイナックス製のインホイールモータやe-Axleを展示した。東芝マテリアルは,EVモータの電食対策に最適な窒化ケイ素ベアリングボールについてPR,ベアリングの通電デモ機や電食(リッジマーク)が発生したベアリング(提供:東京理科大学 野口研究室)を展示し来場者の注目を集めた。
セミナーも多数開催され,野口 昭治 氏(東京理科大学),佐藤 光 氏(東芝マテリアル)が「EV時代を支える転がり軸受に求められる性能要求と新技術~セラミックベアリング(玉軸受)の総合的優位性評価~」のテーマで,高野 修一 氏(THK)が「生産現場のロスを削減して設備総合効率(OEE)の最大化に貢献するIoTサービス」のテーマで講演した。
なお,次回「TECHNO-FRONTIER 2025」は,2025年7月23日(水)~25日(金)の3日間,東京ビッグサイト西展示棟で開催され,9月上旬より出展申込みを受け付ける予定。詳細は公式サイト(下記URL)より。
https://www.jma.or.jp/tf/ (’24 8/21)