ENEOSは,Zerovaと取り組んできた防爆構造急速充電器(以下,防爆充電器)の初期の開発検討が完了し,実際の展開に向けた試作段階に移行したことを発表した。
同社は,エネルギートランジションの実現と充電インフラ社会の構築に向けて,ENEOSサービスステーション(以下,SS)を中心に,EV経路充電サービス「ENEOS Charge Plus」を提供している。今回,敷地面積が小さい等,安全性担保の観点から設置が困難なSSへの展開が期待できる防爆充電器の開発を行ない,同社が目標とする2030年時点で数千~最大1万基の急速充電器の設置に向けた取り組みを加速させる。
また,時間のかからない急速充電が好まれるといった経路充電の特性を踏まえ,より充電時間が短縮されるハイパワー充電器の開発も同時に進めており,同社の急速充電器設置目標の達成と,ユーザーの利用価値向上につながる充電器ラインナップの拡充を図る。(’24 7/17)