NTNは,モノづくり日本会議と日刊工業新聞社が主催する「2023年“超”モノづくり部品大賞」において,「機械・ロボット部品賞」を受賞した。
受賞商品は,同社のセンサ内蔵転がり軸受「しゃべる軸受®」で,軸受内部にセンサを含む電子回路や発電ユニット,無線デバイスを内蔵し,温度・振動・回転速度の情報を無線送信する。軸受付近にセンサを外付けする従来のセンシング方法と比べて,より高度な状態監視が可能となり,軸受や周辺部品の早期の異常検知を実現することで設備の稼働率および生産性の向上に貢献する。センサを標準軸受に内蔵する業界初の構造により,設備設計を変更することなく状態監視の機能を付与することができ,各種産業機械など幅広く展開ができる。
産業の脱炭素化への貢献に加えて,センサを内蔵させた技術の独創性などが評価され,今回の受賞となった。(’24 1/17)