ENEOSとSKイノベーション(以下:SKI)およびその子会社(SK Energy社,SK Geo Centric社,SK Enmove社)はトップマネジメントによる面談を行い,これまでの協業の成果を振り返るとともに,更なる協業可能性を検討する意向を確認した。これを受け,ENEOSとSKIおよびその子会社の間で,エネルギー供給の安定化と脱炭素化に向けた協業検討を行う旨を定めた覚書を締結した。
同覚書には,具体的に,持続可能な航空燃料(SAF)やCO₂分離回収技術などの,エネルギーの低炭素化に資する技術開発や事業化に共同で取り組む旨,石油製品の供給や設備運営における協力を通じて石油事業の競争力強化を図る旨,石油化学や潤滑油における新規事業の開発に取り組む旨などが含まれる。
今回の面談を通じて,「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」との両立に向け挑戦するENEOSと,「Carbon to Green」を重要な経営戦略として掲げるSKIが,近年の事業環境には共通の経営課題があるとの認識のもと,協力範囲を拡大してこれらの課題を共同で検討することに合意し,覚書の締結に至った。(’24 1/10)