日本建設機械工業会がまとめた2022年3月の建設機械出荷金額統計(補給部品を含む総額)は,前年同月比17.7%増の3,411億円で,17ヵ月連続の増加となった。うち,内需は同0.8%増の1,222億円で5ヵ月連続の増加,外需は同29.7%増の2,189億円で17ヵ月連続の増加となった。
内需について機種別に見ると,油圧ショベルが同3.3%増の355億円,ミニショベルが同0.3%増の84億円,建設用クレーンが同12.1%増の322億円,油圧ブレーカ・圧砕機が同20.2%増の27億円,その他建設機械が同5.3%増の91億円,補給部品が同5.2%増の131億円と増加した。
外需について機種別に見ると,トラクタが同33.2%増の269億円,油圧ショベルが同13.3%増の854億円,ミニショベルが同48.9%増の371億円,建設用クレーンが同35.8%増の98億円,道路機械が同19.8%増の42億円,コンクリート機械が同33.8%増の1億円,基礎機械が同47.8%増の7億円,油圧ブレーカ・圧砕機が同58.3%増の11億円,その他建設機械が同60.4%増の299億円,補給部品が同34.6%増の237億円と増加した。地域別では,全9地域中,中国,中南米を除いた7地域で増加した。
また,2021年度(2021年4月~2022年3月)の建設機械出荷金額統計(補給部品を含む総額)は,前年度比31.5%増の2兆9,111億円で,3年ぶりの増加となった。うち,内需は同1.2%増の9,979億円で2年ぶりの増加,外需は同55.7%増の1兆9,132億円で,3年ぶりの増加となった。
内需について機種別に見ると,油圧ショベルが同2.7%増の3,042億円,ミニショベルが同0.3%増の866億円,コンクリート機械が同3.6%増の326億円,油圧ブレーカ・圧砕機が同17.6%増の226億円,その他建設機械が同0.2%増の715億円,補給部品が同5.5%増の1,321億円と増加した。
外需について機種別に見ると,トラクタが同67.6%増の2,160億円,油圧ショベルが同50.6%増の7,397億円,ミニショベルが同44.4%増の3,296億円,建設用クレーンが同42.0%増の720億円,道路機械が同66.0%増の358億円,コンクリート機械が同29.9%増の11億円,油圧ブレーカ・圧砕機が同64.6%増の102億円,その他建設機械が同78.0%増の2,567億円,補給部品が同62.9%増の2,476億円と増加した。地域別では,全9地域中,中国を除いた8地域で増加した。(’22 6/8)