砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会は,2022年6月10日(金),PIO PARK イベント会場(対面,東京都大田区)とCisco Webex Meeting(Web)のハイブリッド形式で,第103回研究会「技術・技能継承について現場が取り組んでいること~人間の知能・腕前とIT化・全自動化との融合~」を開催する。
従来,日本の製造業は,技術者・職人の経験や知覚に基づく加工技術により「品質の作り込み」「普通とは一味違う仕上がり」を実現し,高い品質と性能が世界から認められ優位性を保ってきたが,労働人口減社会を見据え,IT化,全自動化などの対策が進められている。これらの導入により,技術の継承は可能になるが,属人化している技能を継承することについては別の工夫が必要であると考えられ,技能継承の如何によっては日本の製造業の競争優位性が損なわれてしまう可能性がある。技術継承,技能継承について,人間の持つ知能や技と先端テクノロジー両者の融合を戦略的に進めている産学からの話題提供を基に,日本製造業の将来像を議論する。
同研究会の概要や,申し込みなど問い合わせ先は以下のとおり。
- 日時:2022年6月10日(金) 13:00~17:00
- 会場:対面開催とWebのハイブリッド形式
<対面>PIO PARK イベント会場 K zone(東京都大田区)
<Web>Cisco Webex Meeting - 参加費:
次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会 会員 無料
非会員 15,000円 - 申込締切日:2022年6月3日(金) ※締切間近!
- プログラム
講演1「継ぐ技とテクノロジーの融合」 及川 水輝 氏(パンチ工業)
講演2「工作機械における技術・技能の継承について」 向井 良平 氏(三井精機工業)
講演3「バフ研磨技術のデジタル化・見える化と研磨技術教育への活用」 松澤 正明 氏(松一)
講演4「【総括と展望】技能・技術のデジタル化・見える化を活用した技能・技術教育への展開 ―結晶粒超微細化と研磨仕上がり面への影響―」 鳥塚 史郎 氏(兵庫県立大学) - 問い合わせ・申し込み先:
https://www.jsat-sf.jp/event.html
砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会事務局 田附 宙美 氏
FAX 048-829-7046 E-mail sf-office@mech.saitama-u.ac.jp (’22 6/1)