インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(IVI)は,2017年度に活動した22の業務シナリオWGの中から「つながるものづくりアワード2018」最優秀賞を「AIによる生産ラインの生産性向上と自動化進展~第一弾:検査工程への取り組み~(ファシリテーター:マツダ)」が受賞したと発表した。同WGは,品質を支える官能検査(目視検査)に着目し,AI(人工知能)を活用した自動化,検出力向上及び安定化に取り組んでおり,自動車エンジン部分の工程での実証実験において,高速判定を実施するエッジ側,深層学習とナレッジを蓄積するクラウド側と,実際に現場に展開可能なフレームワーク,システム構成を構築しながら検証を実施した点が評価された。
受賞者は以下のとおり。
<最優秀賞>
- 「AIによる生産ラインの生産性向上と自動化進展~第一弾:検査工程への取り組み~」 実施企業:マツダ(ファシリテーター),アビームコンサルティング,AAC,シーイーシー,ダイフク,デバイス販売テクノ,中村留精密工業,ニコン,日本電気,パナソニック,富士ゼロックス,三菱重工業,ヤマザキマザック,リコー,YKK
- 「拡張MESによる生産改善」 実施企業:小島プレス工業(ファシリテーター),アビームシステムズ,伊藤忠テクノソリューションズ,ウイングアーク1st,タイテック,東洋ビジネスエンジニアリング,日本特殊陶業,日立産業制御ソリューションズ,フロンティアワン,丸和電子化学,三菱電機
- 「鍛造プレスラインにおける予知保全と品質向上」 実施企業:CKD(ファシリテーター),ウイングアーク1st,小松製作所,新東工業,電通国際情報サービス,日立製作所,富士ゼロックス,マツダ,三菱電機,ヤマザキマザック
- 「BOPを使った製品設計情報と生産技術情報のクラウド連携」 実施企業:ブラザー工業(ファシリテーター),日本電気,三菱電機 (’18 10/10)