小野測器は,フランジ型高剛性トルク検出器「TQ-3507」を開発した。
カーボンニュートラルの実現に向けて次世代自動車においてもエネルギー効率の改善が課題となっている。課題の解決のため,エネルギー損失をより正確に把握する事が求められ,動力伝達機構のわずかなトルク変動も正確に捉える必要がある。
同製品は従来機種TQ-1507を高応答・高精度のトルク検出器にリニューアルした。ねじり剛性を高め,慣性モーメントを小さくすることで,より高応答な性能を実現。トルク変動を高応答で計測可能で,電動車の俊敏な挙動を正確に捉えることができる。また,ヒステリシスを含む非直線性は±0.02%/FSの対応が可能で,より高精度な計測を実現。電動車のエネルギー損失を正確に求めることができる。(’21 10/20)