日精樹脂工業は,グローバル生産体制強化の一環として,米国テキサス工場における生産能力の増強を図るために実施してきた工場の拡張工事を完了し,増築スペースの稼働を開始した。
これまでは,同工場にて型締力5,500kN(560t)~12,800kN(1,300t)までの大型機の生産を行ってきたが,北米市場では自動車産業や住設・建築資材向けを中心に,さらなる超大型機設備への要望が多く寄せられていたことから,米国工場の拡張を決定,この増床工事により同29,400kN(3,000t)クラスの超大型機まで組立可能な工場へと増強された。同社は,今回の工場増強によりMade in USAのラインナップを拡充し,米国市場におけるプレゼンスをさらに高めることができると考えている。また,米国現地法人のNissei Americaは,製販一体運営の体制を整えていることから,引き続き顧客のニーズにきめ細かく的確に対応し,顧客満足度の向上を図っていく。(’25 3/12)