2024年10月23日

NTN,工作機械主軸用グリース潤滑軸受向け樹脂保持器,高速サーボモーター用深溝玉軸受を開発,JIMTOF2024で展示

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025
'25 7/23~25
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025
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NTNは,高速回転に対応する工作機械主軸用のグリース潤滑軸受向け樹脂保持器(写真1)と,工作機械主軸向け高速サーボモーター用深溝玉軸受(写真2)を開発。2024年11月5日(火)~10日(日)に東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2024 第32回日本国際工作機械見本市」で展示する。

高速回転樹脂保持器を適用した軸受-NTN
写真1 高速回転樹脂保持器を適用した軸受
工作機械主軸向け「高速サーボモーター用深溝玉軸受」-NTN
写真2 工作機械主軸向け「高速サーボモーター用深溝玉軸受」

前者は,成形樹脂保持器として業界最高水準の高速回転性能dmn値135万(同社従来品比20%向上)を実現。解析や回転試験,強度試験を重ねて耐熱性の高い材料を採用することで高速回転に伴う発熱による変形を抑制し,高速回転環境下においても十分な耐久性を有する。近年,省エネルギー化を目的としてグリース潤滑への切替えが進むとともに,グリース潤滑の高速回転対応へのニーズが高まっている。成形樹脂保持器で従来は対応できなかった高速回転領域への適用が可能となることで,エアオイル潤滑からグリース潤滑への切替えを後押しする。

後者は,保持器の材料を見直すことで剛性を高め,遠心力による保持器の変形を低減したほか,保持器形状の最適化によりグリース封入量を増やすことで,潤滑性を向上。これらの改良により,高速領域における軸受昇温特性が向上し,高速回転性能dmn値190万(同社従来品比40%向上)を実現した。また,保持器のポケットを保持器と転動体の接触をより安定させる形状とすることで,低振動化(同社従来品比約50%低減)を実現した。(’24 10/23)

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