ENEOSと東急不動産は,廃食油を持続可能な航空燃料(以下,SAF)の原料として活用する取り組みに関する基本合意書を締結した。
世界的な環境対応の意識が高まるなか,航空業界では航空機の燃料を従来の化石燃料から廃食油やサトウキビなどを原料とするSAFに切り替える取り組みが進んでいる。両社は廃食油を活用し,この取り組みへ貢献していく。
具体的には,複合商業施設「COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)」や,東急不動産グループの東急リゾーツ&ステイが全国に展開,運営するホテルやゴルフ場29ヵ所で排出される廃食油を回収し,ENEOS和歌山製造所で事業化を進めるSAFの製造プラント(能力40万kL/年)で原料として使用する予定。COCONO SUSUKINOは,施設で発生する廃食油全量をSAFに活用することを目指しており,実現すれば全国で初の取り組みとなる。(’24 4/3)