IVI(インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ)は2023年10月12日,機械振興会館ホール(東京都港区)及びオンラインのハイブリッドで「IVI公開シンポジウム 2023-Autumn-」を開催した。
生成AIの登場が世界に大きなインパクトを与え,デジタルツインの取り組みなどサイバー空間とリアルな現場の融合が進み,一方,地球規模で温暖化が進み,従来の経済的価値観だけではなく,持続可能性の視点が必要となるなか,製造現場は新たな構造的な変革が求められている。このような環境変化のなか,今回は「『生成AI』と『カーボンニュートラル』が製造業の未来を変える」というテーマで公開シンポジウムを開催した。
シンポジウムではそれぞれのワーキンググループの活動や成果を紹介する業務シナリオセッションをはじめ,「製造業における生成AIのインパクト,副題『動き始めたものづくり現場のコンビニ化』」という切り口でIVI理事長の西岡 靖之 氏がモデレータをつとめ,パネルディスカッションなどが行われた。
IVIはIoTや自動化技術,ネットワーク技術など,高度で先端的な要素技術が時代を大きく変えようとしているなかで,得てして忘れてしまいがちな“人”の存在をあえてクローズアップし,人が中心となったものづくりが,IoT時代にどのように変わるか,変わるべきか検討を進めている。(’23 10/25)