アジレント・テクノロジーとメトラー・トレドは,METTLER TOLEDO LabX™ BalanceソフトウェアからAgilent OpenLabソフトウェアに,計量結果と関連メタデータを自動でシームレスに送信できる統合型ソリューションについて,協力して認知度向上に向けた活動を行っていくことを発表した。
2022年6月にミュンヘンで開催されたAnalytica 2022で,米Agilent Technologies, Inc.とMETTLER TOLEDOは,自動化・デジタル化されたLC(液体クロマトグラフィー)またはGC(ガスクロマトグラフィー)ワークフローにより,計量プロセスにおける一般的なエラーを解消するソリューションを発表した。この包括的ソリューションは,計量結果をAgilent OpenLab CDSの最新版サンプルスケジューラに自動で転送。サンプルスケジューラがMETTLER TOLEDO LabXソフトウェアからサンプルと計量データを取得すると,ラボ内のあらゆる機器にサンプルと計量情報をシームレスに転送することができる。天秤とクロマトグラフィー機器を,サンプル調整と分析の自動デジタルプロセスにシームレスに統合することで,転記ミスや計算ミスの劇的な低減,さらには解消が可能になり,ラボの生産性が大幅に向上する。
これまで両社は,このソリューションについて検証してきたが,今回,日本でも提供できる体制が整ったことから,協力して認知度向上に向けた活動を行っていくこととなった。(’23 9/20)