2023年9月20日

出光興産,電力需給の安定につながる系統用蓄電池事業へ参入

アーステック

出光興産はレノバ,長瀬産業およびSMFLみらいパートナーズと共同出資を行い,合同会社姫路蓄電所を設立し,系統用蓄電池事業に参入する。姫路蓄電所の事業運転開始は2025年10月を予定している。

近年,再生可能エネルギーである太陽光・風力発電の増加に伴い,電力需給の不安定さが課題となっている。系統用蓄電池は,電力需給の安定化に有効なエネルギー貯蔵設備の一つとして普及が期待されており,同事業では,出光興産兵庫製油所跡地内に送配電ネットワークへ直接接続する蓄電池システムを設置し,時間帯に応じて電力を充放電することで電力需給バランスの調整に寄与する。

同社はこれまで培った電力・再生可能エネルギー事業のノウハウや人材を活用するとともに,系統用蓄電池を活用した電力事業の収益モデルの確立を目指す。(’23 9/20)

Related Posts

スギノマシン,大容量モデル水素圧縮機用水素ブースターの供給開始

スギノマシン,大容量モデル水素圧縮機用水素ブースターの供給開始

スギノマシンは,カーボンニュートラルの取り組みとして,主にバス・トラックなどの燃料電池大型商用車(以下,FC HDV)向けの大規模水素ステーションに対応する川崎重工業製「大容量モデルの油圧ブースター式水素圧縮機(水素供給能力600Nm³/h)」に搭載される水素ブースターの供給を開始する。

Share This