2023年7月26日

ENEOS,国内初製造の合成燃料で実装走行を実施

アーステック

ENEOSは,富士スピードウェイ内のトヨタ交通安全センターモビリタにおいて,国内初製造となる合成燃料を,実際の車両に充填した走行デモンストレーションを実施した。

今回,トヨタ自動車の協力のもと,プリウスPHVとGR86の2台の走行車両を使用しての走行デモンストレーションが実施された。9Lのガソリンが入っている車両に,合成燃料1Lを充填。デモ走行および体験走行は,ドライバー,同乗者を変えて行われたが,記念すべき最初の走行では,トヨタ自動車の執行役員社長・CEOの佐藤 恒治 氏がハンドルを握るプリウスにENEOS代表取締役社長 社長執行役員の齊藤 猛 氏が同乗した。走行後,「合成燃料が10%ということもありますが,通常の自動車の運転感覚とまったく変わりませんでした」と語る佐藤 氏を,齊藤 氏は「さすがのドライビングテクニックでした」と讃えた。

デモ走行前の式典で,ENEOS常務執行役員 藤山 優一郎 氏は,「合成燃料は既存の石油製品に非常に近い成分で構成されており,また液体であるため,製油所設備,燃料の流通インフラおよび自動車や航空機等について全て既存のものをそのまま使用できる」と合成燃料の強みをアピールした。また,現在は1日あたり1バレル(ドラム缶1本分程度)の小規模プラントを建設中だが,2027~28年度の運転を目標に,1日あたり300バレルを製造できる大規模パイロットプラントを作る計画があることを示唆した。(’23 7/26)

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