2023年7月5日

NTN,e-Axle向け「絶縁被膜付き軸受」を開発

アーステック

NTNは,電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)のe-Axle向けの耐電食軸受「絶縁被膜付き軸受」を開発した。同製品は,軸受内部への電流通過を低減する絶縁被膜加工を施しており,耐電圧100V以上の絶縁性能を実現した。耐電食性と放熱性を両立する膜厚とすることで,被膜加工を施していない標準品と同等の放熱性能を備えている。また,膜加工を施していない標準品と比べて外輪外径とハウジング内径の総摩耗量を88%低減でき,クリープ現象が発生した際も,絶縁に必要な被膜を維持することが可能となる。

なお今回開発した絶縁被膜は,世界最高水準の高速回転性能を誇る高速深溝玉軸受を含む同社の「e-Axle」向け軸受商品への適用も可能。(’23 7/5)

Related Posts

アマノ,地震前兆信号を時刻証明する事前防災システム構築へ,京都大学と共同研究を開始

アマノ,地震前兆信号を時刻証明する事前防災システム構築へ,京都大学と共同研究を開始

アマノと,アマノのグループ会社であるアマノセキュアジャパンは,京都大学大学院情報学研究科 梅野 健 教授の研究グループと共同で,測位衛星で観測したデータあるいは京都大学に設置する電離層観測装置により電離圏および地殻変動などの地震前兆現象に関連する異常が発生した場合,アラート情報および根拠データ等にタイムスタンプを付与し,その真正性を証明する仕組みを構築するため,共同研究を開始した。

Share This