2023年6月28日

「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2023」,7/26~28に東京ビッグサイトで開催

アーステック

2023年7月26日(水)~28日(金)の3日間,東京ビッグサイト(東京都江東区)で,「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2023」(主催:日本能率協会ほか)が開催される。同展は,製造業・土木建設業のメンテナンスと設備の維持管理・保全に特化した専門展示会。生産設備から社会インフラ,各種災害対策まで「メンテナンス」「レジリエンス」に関する最新の製品・技術・サービスが紹介される。同時開催の「猛暑対策展」「労働安全衛生展」「騒音・振動対策展」「TECHNO-FRONTIER 2023」「INDUSTRY-FRONTIER 2023」を合わせ約900社/1,600ブースの出展規模で4万人の来場を見込んでいる。

展示会は「プラントメンテナンスショー」「インフラ検査・維持管理展」「非破壊評価総合展」「建設資材展」「事前防災・減災対策推進展」「i-Construction推進展」「無電柱化推進展」「再資源化・建設廃棄物処理展」「解体技術展」「建設ロボット展」「地盤改良展」「交通インフラ設備機器展」「国際ドローン展」の13の専門展示会と「土木・建設業向けAI / IoT / 5G / システム / ツール特集」「BIM / CIM推進ツール特集」「空間地理情報特集」の3つの特別企画展示会で構成される。

工場の設備管理・保全技術に関する国内唯一の専門展示会「プラントメンテナンスショー」

プラントメンテナンスショーは,今回で49回目の開催となる工場設備の維持管理・保全技術を対象にした専門展示会。多くのプラントで全面的リニューアルの遅れ,老朽化のほか,保守・保全管理の実務を担ってきたベテラン従業員が引退の時期を迎えている現在,産業事故件数は減少傾向にあるものの,重大事故は引き続き発生している。こうした課題に対応するため,IoT,ビッグデータ,AIの活用で人を補完しながら安全性を維持,向上していく「スマート保安」を実用化していくことが求められている。

このような背景のもと,同展では,予防保全・設備管理,モニタリング・診断,メンテナンスサービス,補修・補強材料,保全要員の支援・育成,保全業務の支援システム,省エネルギー・環境対策,工場のセキュリティ,工場内の通信ネットワーク関連など,工場・プラント現場の課題解決に資する製品・技術・サービスが一堂に展示される。

メンテナンストライボロジー・設備診断関連では,RMFジャパン,広和,三洋貿易,JFEプラントエンジ,シー・エス・シー,潤工社,新川電機,高田工業所,トライボテックス,酉島製作所,ハーティング,福田交易,ヘンケルジャパン,前田シェルサービス,マキシメーター・フルード・テクノロジーズが出展を予定しているほか,日本トライボロジー学会/日本機械学会が,ISOに準拠した機械状態監視診断技術者(トライボロジー/振動)資格認証制度をPRする予定。

ものづくり特別講演会

ものづくり講演会(会場:東4ホール,定員:300名)では,川畑 雅彦 氏(トライボテックス)が「保守データのDX化によるデータドリブン経営に役立つ技術」(26日 14:40~15:20),小島 恭子 氏(日立製作所)が「世界の潤滑油状態監視の動向と潤滑油の色に基づく状態監視の展開」(26日 15:50~16:30),森 圭史 氏(トクヤマ)が「スマート保全の実現に向けた取り組み」(27日 14:40~15:20)のテーマでそれぞれ講演するほか,計15講演が予定されている。

国際ドローン展 主催者特別企画

JDC/JMA主催者特別企画「空飛ぶクルマ展示会&トークセッション」

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)にて,日本初の空飛ぶクルマの商用運航実現を目指す事業者の顔ぶれが2月に公表され,2024年開催のパリオリンピックではフランスのADPグループが,先陣を切って世界初の商業飛行を目指している。空飛ぶクルマの注目度が急速に高まっており,日本のシンクタンクの推定では,世界の空飛ぶクルマ市場は2050年時点で,100兆円を凌ぐ市場に成長すると予測されている。同企画では,空飛ぶクルマの実機展示(写真)に加えて,27日(木)には,空飛ぶクルマの商業飛行に取り組んでいるAirX社,ANAホールディングス(ANAHD),日本航空(JAL),丸紅,SkyDriveの5社を招き,現在の準備状況と将来展望について講演,トークセッションを行う(会場:東5ホール,定員:250名)。

写真 空飛ぶクルマの実機展示
  • メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2023開催概要
  • 来場に関する問い合わせ先
    日本能率協会 来場者ヘルプデスク(ケイ・スリー・クリエーション)
     受付時間 9:30~18:00(土・日・祝日を除く)
     TEL:03-6809-2707
     E-mail:helpdesk@k3c.co.jp  (’23 6/28)

Related Posts

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会,第114回研究会を5/10に開催

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会,第114回研究会を5/10に開催

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会は,2024年5月10日(金),千葉工業大学津田沼キャンパス(対面:千葉県習志野市)とCisco Webex Meeting(Web)のハイブリッド形式で,第114回研究会「エネルギービーム加工による高精度・平滑化技術」を開催する。

Share This