2022年10月19日(水)~21日(金)の3日間,東京ビッグサイト(東京都江東区)にて「2022洗浄総合展」(主催:日本洗浄技能開発協会,日本産業洗浄協議会,日刊工業新聞社)が開催され,36,852人の入場があった。リアル展示会が再開された昨年と比べ,約1.7倍の来場者数となった。
同展は,日本唯一の産業洗浄に関する専門展示会で,同展のほか「SAMPE Japan 先端材料技術展2022」「VACUUM 2022真空展」「スマートファクトリーJapan 2022」「高精度・難加工技術展2022」「表面改質展2022」「Japan Robot Week2022」との同時開催で行われ,いずれもオンライン展示会2022年10月12日(水)~28日(金)の日程で開催された。
174社・団体が出展した2022洗浄総合展では,生産現場において欠かすことができない洗浄工程,洗浄機器・システム,洗浄剤など産業洗浄に関する最新製品・技術が一堂に展示された。会期初日の19日には,会場内にて「第8回JICC産業洗浄 洗浄ビジネスセミナー~洗浄技術や環境規制等の最新情報を商社・販売店の皆様にいち早く伝える~」と題した日本産業洗浄協議会主催のセミナーが開かれ,産業洗浄優秀新製品賞受賞製品の概要説明ならびに表彰式(写真1),安藤 伸明 氏(スリーエム ジャパン イノベーション)による「自動車のEV化に伴う洗浄ビジネスの変化について」と題した最新情報講演(写真2),同協議会運営委員長の羽芝 誠 氏(パーカーコーポレーション)による「JICCの活動紹介」,JICC洗浄技術委員会副委員長の梁瀬 亙一 氏(AGC)による「第5回洗浄技術検定紹介」などが開催された。
2022年の産業洗浄優秀新製品賞を受賞した製品・企業は以下の7製品。
- ポータブル式油分濃度計 UV-AQ/アクア化学
- エコヒート EHP-140-i/ファインマシーンカタオカ
- 水系洗浄液の汚染度測定器 MAS-10P/森合精機
- イレーザー®TEF IV-300/東成エレクトロビーム
- 新型1液水系脱脂洗浄剤 MA-60シリーズ/武蔵テクノケミカル
- MA-60用ワンバス式真空洗浄乾燥機「MIOVA」/クリンビー
- 高効率蒸留回収装置 OK-HYBRIDs/大川興業
なお,次回は2023年11月29日(水)~12月1日(金)東京ビッグサイトでの開催が予定されている。(’22 12/21)