2022年8月3日

ロート製薬,設備の寿命予測における学習データ蓄積を目的としたモニタリングシステム「Rohto Open Monitoring System」を無償公開

ロート製薬は,製造設備の保全に携わる方々向けに,設備の異常兆候検出を安価かつ実用的に行うことができる設備モニタリングシステム「Rohto Open Monitoring System」を構築し,無償公開したことを発表した。

同システムは,約3,000円/個の無線振動(加速度)センサを採用するなど安価な構成でありながら精度の高い設備の異常兆候を検出できるシステム。クラウドサービスAWS(Amazon Web Services)上にデータ管理システムを構築しているため大量のセンサデータの可視化・管理が可能であることや,異常検出時のアラームメール発信機能,振動に加えて電流,温度,湿度,照度のモニタリングによる,より精度の高い予知保全が実現できるなどの特長がある。

これまで設備保全において,寿命予測のニーズが高い一方,学習データが少なく精度の高い予測を立てることが困難と言われている。学習データが少ない理由は主に,常時監視をすることが高額であること,異常発生確率が低いこと,基本的には他企業との異常データの共有がなされていないことなどが挙げられる。

同システムを一般公開することによって,各社は安価に設備モニタリングを行うことが可能となるだけでなく,異常兆候を示すデータを複数の企業で蓄積し合うデータ保管・共有システムを構築することで,余寿命予測の実用化が期待できる。

同社では,上記構想の趣旨に賛同する企業と協議の上,無償供与の手続きを進めていく予定。(’22 8/3)

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