2022年2月22日

ジェイテクト,軸受再使用技術を確立

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025
'25 7/23~25
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025
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ジェイテクトは,建設機械・農業機械車両のライフサイクルコストにつながるリマニュファクチャリングへの取り組みを進め,同社が持つ寿命予測技術や軸受再組付けが可能となる保持器の開発など,軸受再使用技術を確立した。

軸受は,様々な使用条件・使用箇所にて使用されており,現状,比較的寿命に余裕がある場合でも軸受は点検時に全数廃却されているが,あるべき姿としては寿命に余裕がある軸受については再使用することであり,顧客のライフサイクルコストを低減することとなる。軸受メーカーは,軸受再使用フローの確立が求められており,同社が持つ技術を元に検討を進めた。

同社は,顧客での軸受の再使用可否の判断が困難なことに対し,疲労度解析技術による軸受余寿命の定量化や再使用判断基準の確立を行った。また,金属製保持器では現地での再組付が困難なため,軸受再使用工法の確立が可能となる保持器の開発を行った。その結果,軸受交換フローを確立した。新技術では,返却されたコンポーネントから部品を取り外した後,軸受の再使用が可能か判定する。再使用可能な場合には,軸受を再組立,再使用不能な場合には新品軸受に交換し,再生したコンポーネントを使用する。

新技術により,軸受のライフサイクルコストの低減,廃棄物排出の抑制などが期待できる。(’22 2/22)

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