2022年2月22日

NTN,2021年度新エネ大賞 新エネルギー財団会長賞を受賞

アーステック

NTNが開発した風力発電装置主軸用「DLCコーティング自動調心ころ軸受」が,新エネルギー財団が主催する2021年度「新エネ大賞」において,「新エネルギー財団会長賞」を受賞した。

受賞商品は軸受のころの転動面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを適用することで,耐摩耗性を大幅に向上させた商品。DLC膜は3層構造となっており,風力発電装置の主軸用軸受のような油膜形成が困難な厳しい潤滑条件下でも,密着力の高いDLC膜が継続的に高い性能を発揮し,摩耗の発生を防ぐことで風力発電装置の安定稼働に貢献する。また,同商品に適用しているDLCコーティング技術は,風力発電装置のコンパクト化を目的に2017年に同社が開発した「左右列非対称設計」と組み合わせることも可能となっている。

これらの開発における独創性や,今後継続的に増加する風力発電装置の普及に貢献することなどが評価され,今回の受賞となった。(’22 2/22)

Related Posts

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会,第114回研究会を5/10に開催

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会,第114回研究会を5/10に開催

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会は,2024年5月10日(金),千葉工業大学津田沼キャンパス(対面:千葉県習志野市)とCisco Webex Meeting(Web)のハイブリッド形式で,第114回研究会「エネルギービーム加工による高精度・平滑化技術」を開催する。

Share This