2022年2月16日

「理研シンポジウム 第14回技能継承フォーラム」が開催される

ブルカージャパン ナノ表面計測事業部
アーステック

理化学研究所 大森素形材工学研究室は2022年1月21日(金),オンラインと板橋区立ものづくり研究開発推進センターでのハイブリッドで「第14回技能継承フォーラム(理研シンポジウム:モノづくり技能継承の現状と展望)」を産業技術総合研究所の協賛で開催した。

産業界では団塊の世代の大量退職に伴う,ものづくり現場からのノウハウ消失が懸念されることから,理化学研究所と産業技術総合研究所では合同で「中小企業基盤技術継承支援事業」の成果普及活動を行ってきた。同フォーラムは技能・技術継承の動向や課題を議論し,技能・技術継承手法の改良・発展へ向けた展望と最近の取り組み事例,特に継承が難しい特殊加工や難削材加工の現状と動向について紹介することを目的に毎年開催しているもの。2012年度から東京都板橋区と連携し,ものづくり技術継承や産業集積化に向けた新たな研究,支援活動について紹介している。

大森 整 氏の開会の挨拶,来賓あいさつの後,東京都市大学/理化学研究所の亀山 雄高 氏の司会・進行で行われた。

フォーラムは第8回:インテリジェント/AIものづくりシンポジウムとして,「AIの新しいものづくりへの応用」,「新しい技能とものづくり研究」の二部構成で,大森 整 氏(理化学研究所)が「技能継承・AIものづくり研究の流れ―サイバーカットの考え方―(第二報)」,井村 諒介 氏(ナガセインテグレックス/理化学研究所)が「複合耐摩耗工具のグリップ解析に基づいた適応・学習制御による新研削システムの開発」,江面 篤志 氏(金沢大学 設計製造技術研究所)が「金属3Dプリンタ積層体の残留応力の異方性と反り」,瀬渡 直樹 氏(産業技術総合研究所)が「技能継承のための溶接データベース」を講演した。(’22 2/16)

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