ENEOSは,ENEOSサービスステーション(以下,SS)を対象として,自家消費支援事業「ENEOS初期費用ゼロ円ソーラーサービス」のサービス展開を開始することを発表した。同サービスにおいて,SSはENEOSでんきに加入,初期費用「ゼロ円」でSS事務所棟屋根に太陽光発電設備を設置し,SSで使用される電力の一部を自家消費する。
同社は,分散電源の活用を中心とした次世代型エネルギー供給・地域サービス事業を成長事業のひとつと位置付けており,自社リソースを活用したエネルギーサービスの創出を目指して,「自家消費支援事業の推進」を掲げている。同事業の推進による分散電源の普及拡大は,現在実証に取り組んでいるVPP(バーチャルパワープラント)事業への将来的な活用が期待される取り組みとなる。
同サービスの開始にあたり,同社は,ENEOSフロンティアおよびENEOSジェネレーションズと同サービスをSSで展開するための契約を締結。今後は関東・中部・関西エリアにおいて,両社の運営する100SSに対するサービス展開を進め,さらに,2021年度からは全国のSSへ展開し,順次適用SSの拡大を目指していく予定。(’20 12/23)