2020年12月23日

出光など,排ガスなどのCO2をジェット燃料に再利用するビジネスモデルの検討に合意

ブルカージャパン ナノ表面計測事業部
アーステック

東芝エネルギーシステムズ,東芝,東洋エンジニアリング,出光興産,全日本空輸,日本CCS調査は,東芝研究開発センターが開発した二酸化炭素(CO2)を一酸化炭素(CO)に電気分解する技術を用いたP2C(Power to Chemicals:再エネや再エネ水素を用いてCO2を環境価値の高い有価物に再利用する技術)プロセスにより排ガスなどからのCO2を「持続可能なジェット燃料(SAF:Sustainable Aviation Fuel。原材料の生産・収集から燃焼までの過程で,CO2の排出量が少ない持続可能な供給源から製造されるジェット燃料)」に再利用する,カーボンリサイクルのビジネスモデル検討を開始することに合意した。各社が持つ知見・技術,プラント設備等を活かし,SAFを供給するサプライチェーンにおける課題抽出や将来のビジネスモデルの検討を共同で実施する。具体的には,産業設備の排出ガスなどから分離回収したCO2を原料として,再生可能エネルギーと水素を用いたSAFを製造し,フライトまでの供給サプライチェーンの上流から下流まで,一気通貫した検討を行う。(’20 12/23)

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