2020年11月4日

NTN,特殊熱処理技術により長寿命化を実現した「ETFA軸受」を開発

アーステック
NTNは,建設機械や鉱山機械など過酷な使用環境での用途向けに,特殊熱処理技術により耐異物性を強化し,長寿命化を実現した円すいころ軸受「ETFA軸受」開発した。

建設機械や鉱山機械は,運転時に強い衝撃や振動が発生すると同時に,軸受の内部に異物が混入するような過酷な環境で使用されることが多い。また近年は,建設機械のIoT化に伴い,無人稼働機の信頼性向上やライフサイクルコストの削減が求められており,使用される軸受についてもさらなる長寿命化や小型化・高負荷容量化が必要とされている。

同製品は,浸炭鋼に新たな熱処理(ETFA処理)を施すことで,異物混入潤滑条件下で,標準品と比べ6倍以上,標準品より長寿命のETA軸受と比べても2倍以上の寿命を持つことを確認している。また,長寿命化により,より小さいサイズで軸受寿命を維持できるため,装置のコンパクト化も可能となる。(’20 11/4)

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