2020年4月22日

経済産業省,「水素燃料電池ドローンにおける高圧ガスの安全に関するガイドライン」を策定

ブルカージャパン ナノ表面計測事業部
アーステック
安藤パラケミー
経済産業省は,高圧ガス保安の観点から水素燃料電池ドローン(水素ドローン)を安全に運用するためのガイドラインを取りまとめた。これにより,水素ドローンの運用・普及において高圧ガスの安全が十分に確保されることが期待される。

水素ドローンは,バッテリーを搭載したドローンと比して長時間の飛行が可能であるため,災害対応や物流等において大きな需要がある一方,水素貯蔵用の高圧ガス容器が搭載されることから,一定高度以上で飛行させることは,落下した場合のリスクなど,高圧ガス保安法令上の観点で課題があった。

こうした課題を踏まえ,水素ドローン運用において高圧ガスの安全を確保するため,産業技術総合研究所および高圧ガス保安協会と連携し,水素ドローンにおける安全上のリスクおよび高圧ガス容器を保護する装置の適格性を評価するための実証実験を実施。有識者委員会において高圧ガス保安上の課題および安全措置について審議し,ガイドラインとして取りまとめた。

ガイドラインでは高圧ガスの安全性を確保するため,水素ドローンを取り扱う者が特に注意すべき事項を記載し,その具体的な方法を例示した。具体例として製造者・販売者には,適切な高圧ガス容器およびドローン機体を使用することや,万一落下した際,容器の安全性を確保する措置を講じること,管理者・操縦者の適切な能力および運用の担保に責任を負うことなどを定め,管理者・操縦者には,高圧ガス容器を温度40度以下に保持することや湿気,水滴による高圧ガス容器の腐食を防止することなどを定めている。(’20 4/22)

アントンパール・ジャパン
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