コスモエネルギーホールディングスの子会社であるコスモエコパワーは,2016年4月に設立した特別目的会社の秋田洋上風力発電を通じ,丸紅,大林組,東北自然エネルギー,関西電力,中部電力,秋田銀行,大森建設,沢木組,協和石油,加藤建設,寒風,三共と共同で,秋田県秋田港および能代港において,日本国内で初の商業ベースでの大型洋上風力発電事業となる着床式洋上風力発電所および陸上送変電設備の建設・保守・運転を行うプロジェクトを実施することを決定し,同プロジェクトにかかわる融資契約を締結したと発表した。
同プロジェクトは,発電容量約140MWの洋上風力発電所を建設・保守・運転し,完工後20年間にわたり再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づき東北電力に売電するもの。2020年2月中に陸上送変電部分の着工を予定しており,2022年の商業運転開始を目指す。操業中は,能代港を拠点として保守・運転を行う予定。
同融資は,三菱UFJ銀行,みずほ銀行,三井住友銀行が共同主幹事行となり,国内外の金融機関による協調融資で組成されるプロジェクトファイナンス。(’20 2/19)