一般的に,ボールねじは直線運動する際にボールが軌道から脱落しないよう循環させる機構が主流で,循環させる機構には様々なタイプがある。しかしどの機構も,循環部を作ることにより本体が大きくなるというデメリットがある。同製品は,EMBがブレーキ制動時に必要とする直線運動距離が短いことから,ボールとボールの間にばねを介在させることで循環機構を廃止しても回転を続けられる小型化したボールねじ。また,グリースの改良により油膜切れによる効率の低下を防ぐことで,十分な耐久性を確保し,メンテナンスフリーを実現している。(’19 10/30)







