日本精工は,産業機械向け高効率モータ用軸受を開発したと発表した。同製品は,独自開発の専用グリースを使用し,その量を最適化することにより,回転時のグリースの攪拌抵抗を減らし機械損失(軸受の回転抵抗)を6割低減した。また,プラスチック保持器の採用により,最大8割の低減が可能。専用グリースは,従来品に比べ回転時の軸受内部の摩耗が抑えられることから,寿命が2.7倍以上延長した。2025年に売上45億円を目指す。
産業機械に使用されるモータは,様々な機械を駆動しており,世界の消費電力量の4割以上を占めていると言われているため,世界中の国々で産業機械向けモータの効率向上を義務付ける規制が導入されている。軸受による損失は,モータ消費電力の1%程度と少ないものの,その波及効果が大きいことから,損失低減が期待されている。(’18 10/10)
最先端科学・分析システム&ソリューション展「JASIS 2024」幕張メッセで開催される
2024年9月4日(水)~6日(金)の3日間,アジア最大級の最先端科学・分析システム&ソリューション展「JASIS 2024」(主催:日本分析機器工業会,日本科学機器協会)が幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催され,3日間で21,918名が来場した。