日本精工は,産業機械向け高効率モータ用軸受を開発したと発表した。同製品は,独自開発の専用グリースを使用し,その量を最適化することにより,回転時のグリースの攪拌抵抗を減らし機械損失(軸受の回転抵抗)を6割低減した。また,プラスチック保持器の採用により,最大8割の低減が可能。専用グリースは,従来品に比べ回転時の軸受内部の摩耗が抑えられることから,寿命が2.7倍以上延長した。2025年に売上45億円を目指す。
産業機械に使用されるモータは,様々な機械を駆動しており,世界の消費電力量の4割以上を占めていると言われているため,世界中の国々で産業機械向けモータの効率向上を義務付ける規制が導入されている。軸受による損失は,モータ消費電力の1%程度と少ないものの,その波及効果が大きいことから,損失低減が期待されている。(’18 10/10)
「FOOMA JAPAN 2025」,2025年6月10日(火)~13日(金)東京ビッグサイトで開催
日本食品機械工業会は,「FOOMA JAPAN 2025(国際食品工業展)」を2025年6月10日(火)~13日(金),東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催する。