NTNは,石油継手,建設機械部品等の鍛造を行う羽咋丸善の自己株式を除く発行済み全株式を取得したと2018年10月1日に発表した。
羽咋丸善は,石川県の能登地区を拠点に,自社開発のローリングミル設備と金型を活用して,寸法精度に優れた鍛造リングを製造し,「平鍛造®」の商標を用いて国内外に供給している。特に,特殊形状の異型鍛造リングの製造においては,仕上げ製品に近い形状に加工するニアネットシェイプと呼ばれる優れた鍛造技術を有しており,環境負荷の低減とコスト削減の両面で高い競争力を発揮している。NTNグループも直径2mを超える風力発電装置向け超大形軸受をはじめ,産業機械向け各種軸受の鍛造品を羽咋丸善から調達している。
NTNは,今回の株式取得によって,能登地区における軸受の一貫生産体制強化と産業機械用軸受の競争力強化を図るとしている。(’18 10/10)
アマノ,地震前兆信号を時刻証明する事前防災システム構築へ,京都大学と共同研究を開始
アマノと,アマノのグループ会社であるアマノセキュアジャパンは,京都大学大学院情報学研究科 梅野 健 教授の研究グループと共同で,測位衛星で観測したデータあるいは京都大学に設置する電離層観測装置により電離圏および地殻変動などの地震前兆現象に関連する異常が発生した場合,アラート情報および根拠データ等にタイムスタンプを付与し,その真正性を証明する仕組みを構築するため,共同研究を開始した。







