2018年6月27日

「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」が開催される―日本設備管理学会

アーステック

 日本設備管理学会の「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」(主査:陳山 鵬 氏,三重大学大学院)の2018年度第1回研究会が2018年6月6日(水),タワーホール船堀(東京都江戸川区)で開催された。
 同研究会は製鉄や石油化学をはじめ,様々なプラントの会員企業が「設備診断,プロセス診断及び製品の操業品質診断」を適用出来るよう研究・検討し,先端的かつ有効な異常診断技術の導入及び生産現場における実際問題の解決を果たし,重大な設備事故の未然防止,製品の品質向上及び設備保全コストの削減に資することを目的に年4回開催されている。
 開催の挨拶と初めて参加する出席者の紹介の後,豊田 利夫 氏(日本診断工学研究所)が「流体機械の概要と設備診断技術の動向の紹介」と題し,流体機械の種類と性能や豊田 氏が開発した「圧力脈動解析による流体機械の診断技術」など設備診断技術の最新動向を紹介した。
 また,陳山 鵬 氏(三重大学大学院)による「最新型低速軸受診断機器および無線型スマート設備診断システム」,劉 信芳 氏(高田工業所)による「多変量情報理論による低速歯車装置の状態診断」,江本 二郎 氏(三菱ケミカル)による「振動クラウド管理システムの構築<手作りで安価なIoTの構築>」など会員による実用化技術の事例紹介などが行われた。
 2017年度まで幹事を務めた太田 博光 氏(水産大学校)は2018年度より副主査に,新たに椎木 友朗 氏(水産大学校)が幹事に就任した。(’18 6/27)

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