2018年6月6日

「自動車技術展 人とくるまのテクノロジー展2018 横浜」開催される

アーステック

 2018年5月23日(水)~25日(金)の3日間,パシフィコ横浜(横浜市西区)で「自動車技術展 人とくるまのテクノロジー展2018 横浜」(主催:自動車技術会)が開催され,3日間で93,458人が来場した。
 自動車産業は「自由な移動の実現」という人々の期待に向かい新たな技術で進化を始めている。今回の主催者企画は“社会を,生活を変えてゆく,自動運転”をテーマに講演会や展示が行われた。
 トライボロジー関連では,ワークショップでSCSKが「潤滑CAE適用によるエンジンおよびトランスミッションの性能向上にむけた取り組み」,ダイセル・エボニックが「もっと使えるプラスチック~ダイセル・エボニックの新しいエンプラ技術とクルマ」をプレゼンテーションした。また展示会場では軸受,トライボ材料,DLCなど表面改質や性能・評価試験機,潤滑剤などが数多く出展し注目を集めた。
 第68回自動車技術会賞では,東京都市大学・サイバーレーザーによる「超短パルスレーザによるピストンリングのテクスチャリング加工が摩擦力に及ぼす影響」が論文賞を受賞。厳しい条件下でピストンリングに要求される機能を保持しつつ摩擦損失を低減させる手法とその効果が高く評価され今後の実用化が期待される。
 同時開催の自動車技術会「2018年春季大会」では,25日(金)に「潤滑油,潤滑技術およびトライボロジー」(座長:伊東 明美 氏(東京都市大学))や,「エンジン潤滑と要素技術」(座長:宮内 勇馬 氏(マツダ))などの学術講演が行われ研究開発や委員会による成果報告が行われた。
 なお,2018年7月11日(水)~13日(金)には,ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で「人とくるまのテクノロジー展2018 名古屋(http://expo-nagoya.jsae.or.jp/)」が開催される。(’18 6/6)

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