日本建設機械工業会がまとめた2018年3月の建設機械出荷金額統計(補給部品を含む総額)は,前年同月比1.4%増の2,813億円で,17ヵ月連続の増加となった。うち,内需は同19.8%減の1,080億円で7ヵ月連続の減少,外需は同21.3%増の1,733億円で17ヵ月連続の増加となった。内需について機種別に見ると,トラクタが同19.9%減の101億円,油圧ショベルが25.6%減の255億円,建設用クレーンが同17.1%減の309億円など,全10機種と補給部品が減少した。外需について機種別に見ると,トラクタが同18.7%増の190億円,油圧ショベルが同31.3%増の767億円,ミニショベルが同13.6%増の207億円,コンクリート機械が35.1%増の2億円,その他建設機械が同29.4%増の249億円,補給部品が23.8%増の203億円と増加した。地域別に見ると,アジア,中国,オセアニア,中近東,欧州,北米,中南米の7地域が増加した。
また,2017年度(2017年4月~2018年3月)の建設機械出荷金額統計(補給部品を含む総額)は,前年度比17.6%増の2兆5,952億円で,3年ぶりの増加となった。うち,内需は同0.3%減の9,835億円で2年連続の減少,外需は同32.1%増の1兆6,117億円で3年ぶりの増加となった。内需について機種別に見ると,油圧ショベルが同6.6%増の2,697億円,ミニショベルが同9.2%増の844億円,道路機械が6.2%増の387億円,基礎機械が同0.4%増の391億円,油圧ブレーカ圧砕機が同5.1%増の199億円と5機種が増加した。外需について機種別に見ると,トラクタが同41.4%増の1,788億円,油圧ショベルが同32.2%増の6,591億円,ミニショベルが同18.9%増の2,121億円,道路機械が同41.5%増の366億円,油圧ブレーカ圧砕機が同20.1%増の91億円,その他建設機械が同44.6%増の2,323億円,補給部品が45.2%増の2,083億円と増加した。地域別に見ると,アジア,中国,オセアニア,中近東,欧州,アフリカ,北米,中南米,CISその他東欧の全9地域が増加した。(’18 5/16)